すみっコぐらしの映画が超話題!!
前回のネタバレなしレビュー
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映画すみっコぐらしの内容が衝撃だった!泣いたネタバレなしレビュー
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でも書きましたが、
興行収入7億超え、 「逆詐欺映画」「アンパンマンだと思ったら攻殻機動隊だった」「泣いた」 などと言われているすみっコぐらしの映画ですが…
実際何がそんなに話題なの?
と思っている人のためにがっつりネタバレをします
これは中盤からラストまで全部事細かに説明するので
見る予定の人は絶対に見ないでください。
がっつりネタバレ
最後の展開までネタバレします。
映画館で観たい人や衝撃を味わいたい人は見ないでね
前回も書きましたが…キーとなるのはひよこというキャラクター
ひよこは迷子になっていて、絵本の中にやってきたすみっコたちに出会います。
すみっコたちはひよこが元いた世界を探そうとします。
「桃太郎」「赤ずきん」「マッチ売りの少女」「アラジン」「人魚姫」などの世界で、映画の半分以上の時間をかけいろんな世界を右往左往…
色々な世界を渡り歩き、友情も深め、すみっコが全員集合した末、たどり着いたのは…
見にくいアヒルの子の世界
有名な、アヒルだと思っていた醜い雛は実は白鳥だったという話です。
そこにたどり着いて、 ひよこはこの世界の住人だったのだ…! と納得します
そうしてひよこを葉っぱの船に乗せ、白鳥たちの群れの方に流してあげます
しかし…
仕掛け絵本の装置であるボタンを、うっかりすみっコのぺんぎん?が押してしまいます。
すると、 本物の醜いアヒルの子が白鳥たちの元へやってきて 、光と共に綺麗な白鳥に成長し、親の白鳥たちと共に空へ飛んで行きます。
そんな様子を魂が抜けたような顔で見つめるひよこ…。
そう、ひよこは醜いアヒルの子ではなかったのです!!
これには映画観の観客も衝撃。
私もぽかんと 「え、鬱が始まった…」 と思ってしまいました。
そしてあまりのショックにひよこは葉っぱから落ち呆然としながら川の底へ沈んでいくのです。
そんな様子にすみっコたちは慌てて川に飛び込んで後を追います。
まずは泳げるすみっコから。
それにとんかつなども続こうとしましたが、食べ物なので止められます。
なのでとかげが作ってくれた泡の中に入って、泳げないすみっコたちも後に続きます。
そういえば個人的ににせつむりが実はなめくじなので海に入れないというシーンは印象的でした(塩で溶けてしまうので)
最後にたどり着いたのは、何もない真っ白な空白のページ。
ひよこの正体とは…
そこでようやく正体が判明します。
ひよこは昔絵本のあいたページに描かれて忘れられたままの落書きだったのです。
つまりひよこは何者でもなくて、帰る場所が初めからなかったのです。
それを知ったすみっコたちは、自分たちの仲間にならない?と持ち掛けます。
そうして仲間になったすみっコとひよこは、頭にお揃いのピンクの小さな花をつけます。
そうしてみんなでご飯を食べたりしながら夜を明かしました。
その日、空に大きな白い光のような穴が開いていることに気付き、空を飛べるおばけはそこから外の世界に一足先に帰っていきます。
翌日、その穴から外の世界に帰れると気付いたすみっコたちは、他の絵本のページからあふれたがらくたや小道具を協力して塔のように並べ、空の光へ続くタワーを完成させました。
なんというかバベルの塔みたいな感じ。
そうして真っ先に光の方に向かっていくひよこ。しかし…
帰れない!!
なんと、穴に飛び込もうとした瞬間、バリアのような透明の壁に阻まれてしまいます。
それなのにたぴおかたちは普通に穴から帰ることができます(少しうろ覚え)
そうです。ひよこは帰ることができなかったのです…
絵本の中の住人は現実世界には行けない
この結論に気付いてしまったひよこは、友達のすみっコたちを上まで行かせると、自分はいつの間にか一番下まで下りてしまいました。
そしてすみっコたちにお別れをしようとします。
これには一番仲がよかったぺんぎん?は猛反対で、自分も絵本の世界に残ってしまう勢いで諦めようとしません。
そうこうしている間に出口の穴は小さくなっていき、なんと足場のタワーも崩れそうになります。
しかし、ひよこが下から崩れそうな棒を必死で支えてくれています。
まるで「ここは任せて先に行って!」とでもいうように。
しかし本当に足場が崩れそうになった時、今度は鬼ヶ島の鬼や犬サルきじなど、絵本の世界で出会った動物たちが一緒に足場を支えてくれました。
そうして帰ることを決意したすみっコたちは、一匹ずつ穴から帰っていきます。
その世界の物は外に持ち込めないので、 仲間の証であるピンクの花も、まるで散っていく桜のようにばらばらになって砕けていく のが非常に切ないです。
最後の最後まで悔しそうだったぺんぎん?も、もうすぐ閉じようとしている穴の向こうに帰っていきます。
今にも閉じそうな穴をクレーンゲームのアームの部分が必死に開けようとしてくれているのが、すみっコぐらしらしくて象的でした。
そうしてすみっコたちは元の世界に帰っていったのでした。
後日談と感動エピソード
その数日後…(いやなんで数日も放置した、と思ったのですが)
絵本を見つけたいつものカフェにすみっコたちが集まります。
その手には白い紙や色付きの画用紙や工作道具、そしてあの絵本がありました。
そして、みんなで協力して 白紙だったページに家や花やキャラクターたちを書き足してあげた のでした。
なんとちゃんと仕掛け絵本になっていて引っ張ると花壇が花でいっぱいになったりして素直に凄いです!
そこに、すみっコたちにそっくりな色や見た目の鳥を沢山描いてあげました。
まるでそれはひよこと仲間のような見た目です。
そうして絵本の中を賑やかにして離れていても仲間だよ形式にしました。
まぁ正直この展開は予想しちゃったんですけどね(笑)
外の世界に帰れない時点で、絵本に書き足すのかな~と。
でも想像以上に賑やかでした。
エンドロールで泣かされる
エンドロールは絵本のように優しい絵柄で絵本の中のその後の世界が描かれています。
まずひよことすみっコっぽい鳥たちの再会。
緑のぺんぎん?みたいな鳥は泣きながら再会を喜んでいたので性格も同じようです。
そうして絵本のなかでやった友情のシーンをまたなぞるように繰り返していってそれが感動…。
たとえば一緒に星を見たり、たとえばこたつでぬくぬくしたり(感動でうろ覚え)
大人が泣くのは恥ずかしいと思いましたが正直大号泣しました。
周りの小さい子も結構泣いていたみたいです。
そうして1人じゃなくなって幸せになったひよこを思う存分堪能して映画は終わりました。
いや、よかった…
すごくよかったです、感動できました。
人によっては泣かないのかもしれませんが久々に映画で号泣しました。
(個人的には映画おっさんずラブ以来に号泣しました(笑))
一緒にみた友人も途中ふーんと思いながらみたけど最後ちょっと泣きかけたと言っていました。
このシナリオを「泣かせるつもりなかったのになぁ」とか言いながら書いていたシナリオライターさん、どんだけ鬼なんですか…となりました。
正直 動くすみっコたちがめちゃくちゃ可愛くて、感動もした のでもう一度観に行きたいぐらいです。
私が好きなシーンは、 寒がりのしろくま(すみっコ)が雪国で、寒そうなひよこに暖をとれるようにふろしきを譲ってあげたシーン でした…
お前…寒がりなのに…!って私のなかで株が爆上がりしました(笑)
こんな感じでお気に入りの子が見つかるかもしれませんね。
意外と、ポジティブなざっそうは周りで人気が高いみたいです(笑)
それでは、ここまで長々とお付き合いありがとうございました!
読んで気になったら是非劇場で見て下さいね。
癒されに行って!とは言い難いですが前半は癒されますよ!!